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2009年5月16日 (土)

脳萎縮が治っていた!!

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 断酒のきっかけになった、頭部MRI検査による脳の断面写真。

 3年半前、画像をじかに見せられ、医師から言われた。

「脳のあいだに隙間があるの、わかりますか? 脳が実年齢より萎縮しています。そうですね、15年分くらい。アルコールの影響です。 断酒すれば、3年くらいで元に戻る可能性はあります。必ずとは言い切れませんが」

 先週、久里浜アルコールセンターで担当Dr.が、カルテを見ながら笑顔で宣言してくれた。

「脳萎縮、治っていますよ。先月の検査結果が出ています。がんばりましたね。でも、またお酒飲むとすぐ逆戻りだから、気を緩めないで」

 嬉しかったなあ。しみじみと。

 現代人の常識として、人間の「心」は「脳」にあるとぼくも考えている。だから、その脳が萎縮して、小さくなって、機能障害を起こしていたことは、なによりもショックだった。あの断面図がなければ、断酒の決意はしなかったかもしれない。

 先月MRI検査を受けるとき、担当Dr.は、「あまり期待しないでくださいね」とフォローしていた。ぼくも、実感として頭の機能は戻ってきているし、前回検査からさらに年齢を重ねているのだから、治っていなくても仕方ないな、と半ばあきらめていた。

 同病の方に伝えたい。過度のアルコールの害は、たいてい長期間にわたって蓄積されているので、治るのにも時間がかかる。でも、アルコールが原因ならば、断酒すれば、体の自己治癒力で、治るものは治る。結果をあせらず、信じて継続すれば、あらたな光景も拓けてくる。

 大きなことを言える立場ではないが、ささやかでも、自分が恢復していく実感をもているというのは、生きている上でとても励みになるものです。

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 さて、理屈屋なので蛇足ながら。

 「心」は「脳」にある、というのは実感だ。「心」がその時の感情、喜怒哀楽、生きる力などを指すのなら、「脳」の障害は「心」の機能に確実に関連している。最近の脳科学ブームで、脳のどの部位が、認識や感情をつかさどっているかもかなり解明が進んでいるようだ。

 ただ、「魂」は「脳」にあるのか、という疑問は残る。自分を自分だと認識している、まさにこの「自分」というやつ。

 せっかく戻った脳を駆使して、そんな生活の役には立たないことを、ゆったりと考えていくつもりだ。

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